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目とコンタクトレンズ①
皆さまは、目やコンタクトレンズについて、どれくらいご存知でしょうか?
脳に送られる情報の80%以上は、目から入るといわれていて、目は“脳の出張所”ともいわれる大切な感覚器です。そんな大切な『目』や『コンタクトレンズ』に関する基礎知識を、4回に分けてわかりやすく解説していきます。
目の構造
■ 角膜[かくまく]
一般的に黒目と言われ、眼球のもっとも外側にある、直径11〜12mmほどの透明な膜です。光を眼球内に透過させるとともに、レンズと同じように光を屈折させるはたらきがあります。また、角膜には血管が無いので、涙を通して酸素を取り込んでいます。
■ 虹彩・瞳孔[こうさい・どうこう]
黒目の周辺部分が”虹彩”で、中央の穴があいている部分を”瞳孔”といいます。虹彩はカメラの絞りと同じように瞳孔の大きさを調節し、網膜に入る光の量を調節しています。
■ 水晶体[すいしょうたい]
カメラのレンズにあたる部分で、厚さを調整することにより、遠くのものや近くのものを見るための焦点合わせをしています。
■ 網膜[もうまく]
カメラのフィルムにあたる部分で、眼球の後面の内壁に接している薄い膜です。目の中に入ってきた光の微妙な色具合や明暗を識別しています。網膜に映し出される像が、私たちの“見ている”ものとなります。
■ 強膜[きょうまく]
眼球の外側をつくる白目の部分で、前方は角膜とつながっています。ほとんど光を通さないため、眼球内へ不必要な光が入るのを防ぎます。
■ 黄斑[おうはん]
黄色を呈した網膜の中心部分です。ものを見るための重要な視細胞が集中していて、ものの形や色彩をはっきり見分けることができ、視力の中心的機能を担っています。
■ 視神経[ししんけい]
電線に例えられる、電気信号に変換された光の情報を脳に伝える神経線維の集まりです。
次回は『見え方の種類』についてです!